

昔も今も
ハワイの人々が大切にされている概念に
Mālama ʻāina
があります。
「 自分たちに与えられた
大自然のエネルギーに対し
心からの感謝の気持ちで敬うとき
大地は私たちに必要な糧を与えてくれる 」
というものです。

山や海に入る時
また、お花を摘む時など
それぞれを司る自然界の神々に
心からの敬意を持って
チャントを唱え
許可を求めてきました。
太平洋の真ん中に位置するハワイ諸島は
ある意味、外界から遮断されているため
限られた土地を活用して
生きていくしかありません。
日本にも、類似する概念がありますので
私自身、とても共感出来ます。

そんな自然状況下で
土地を敬い、感謝するという
Mālama ʻāina
の思想が
ハワイの人々の生活の根底を支えるものに
なっていったのだと思います。
樹を切り倒せば、新しい苗木を植え
産卵の時期には漁はしない
などの知恵が
長い年月の中で培われ
大自然から何かを与えられたら
自分たちの手で
大自然に何かを還す
という習慣が生まれました。

自然界の再生サイクルを崩すことなく
安定して「生きる糧」を受け取る方法を
経験から学び
その大切な知恵や概念を
後世へと、語り継いだのです。
気象の変化や大自然の異変
日々の体験から生まれた知恵などを
チャント(詠唱)にし
人々や環境の健康、そして豊穣を祈り
神々にお供えをし
日々の糧に感謝するために
フラが踊られたとのこと・・・
フラの源流のひとつは
恵みをもたらしてくれる土地に感謝し
歴史的な出来事や日常生活の知恵などを
後世に伝えるための踊りだったのかもしれません。
今、そして後世へ・・・
自分自身が出来ることをしっかりと考え
実行を継続し
静かに祈り続けたいと思います。


「伝える」ということ




