

春先から植物が目を見張るスピードで成長する様子に
毎年、心が弾みます。
子供の頃から
樹を見上げたり、草木が深く茂る中に入って遊んだり
実家の庭のお手入れに来て下さる植木屋さんのお仕事に
じーっと魅入ったり・・・
植物名は分からなくても
幼い頃から、樹やお花をぼーっと観ているのが大好きでした。
幼稚園から帰って、植木屋さんが来られていると
私も庭に出て、剪定されている様子をじーっと観ていました。
いつも、大切にかわいがっていたパンダのぬいぐるみを抱っこして
ガレージの脇に座って・・・
植木屋さんは、ご高齢でいらして
とっても優しい穏やかな方で
いつも座って観ている私に、チョコをくださり
「これは、パンダちゃんに・・・」
と、パンダのために!?キャンディをくださるような方でした。
その植木屋さんが帰られた後、改めて庭を眺めてみると
何だか、とてもスッキリとしていて・・・
でも、どこを剪定されたのか分からなくて
「あれ?どこを切ったのかなぁ~」
と、いろいろなところに近付いて見てみると
地面から芽吹いた、とても小さな新芽を残し
その周りの雑草だけが丁寧に刈られていたり
ひとつひとつの形はそんなに整えられていなくても
何だか、全体的にとてもスッキリとしているのが
いつも、本当に不思議で・・・
「魔法使いみたいだなぁ~」
と、思ったことを今でも覚えています。
ハワイの文化において
森林と植物の女神である「ラカ」 は
フラの女神としても広く知られています。
「ラカ 」は、フラに携わる私たちにとって
とても大切な存在ですので
「ラカ 」について、もっと知りたくて
今までにもいろいろな本を読んだり、お話を伺ったりしたのですが
その出身や、誰の子供なのか・・・など
自分で調べた限りでは
「ラカ」の伝説は、ほとんど触れられていませんでした。
ただ、「ラカ」に捧げる Oli(詠唱) は
とてもたくさん存在するようです。
その Oli の中で
「ラカ」 は4大神のひとりである ロノ の妹だという説や
妻でもある、という説も詠われているのですが
ハワイ神話には、あまり登場していないようです。
「ラカ」について諸説ある中、一説によると
善悪両面を持つ女神 カポ(カポーウラキナウ)の「善」の面を
「ラカ」 と呼んだのではないか、とあります。
そして、ハワイ神話でよく目にするのですが
同じ名前の神々が、いろいろな場面に異なった存在で登場することから
「ラカ」 という名の神も複数存在したのではないか、とも語られています。
そして、一番知りたかったことが
「なぜ 、ラカ をフラの女神として敬うようになったのか」
ということでした。
調べてみると、やっぱり諸説あるようなのですが
その一説として心に残ったのが
オヒアの樹には、カヌー造りの男性神である 「ラカ」 が宿り
この樹に咲くレフアの花には、女性神である「ラカ」が宿る
という伝説です。
この伝説が、ハワイの人々が大切にされている
「陰陽の対極性」と
「男女一対としてバランスをとる」
というフラの原点に通じるところから
「ラカ」がフラの女神として祀られたと考えられています。
フラの守護神であり、森林や植物の女神である「ラカ」は
善のエネルギーのシンボルなのだと感じます。
私自身、フラに深く強く魅せられる理由が
ここにあるのかもしれません。