

今朝起きてカーテンを開けると・・・
雪化粧された松の木が目に飛び込んできました。
今年の冬は、たくさん雪が降りますね。
不便なこともありますが、白く彩られた静かな世界は
とても美しく
四季によって趣を変える自然の姿を目にするたびに
日本人であることの幸せを実感します。
ハワイにも冬には雪が降る場所があります。
11月から3月頃まで
ハワイ島のヒロやコナの町から見上げるマウナ・ケア山頂は
白い雪ですっぽりと覆われていることが多く
気圧が低く、空気は乾燥していて紫外線も強い
植物もほとんど育たない溶岩地帯で
風速40メートル以上で吹雪くこともある
厳しい環境です。
まさに、この場所が
とても神聖な場所であることを
ご存じの方も多いですよね。
「マウナ・ケア」は「白い山」という意味ですが
その語源は「ヴァーケアの山」という説があります。
「ヴァーケア」は
ハワイ創生神話に出てくる万物の親 ” 空の父 ” の名前。
更に、ハワイ神話では
この神聖な山の頂上は
雪の女神ポリアフの住処とされ、祀られています。
では、ポリアフとは
一体どんな女神だったのでしょうか・・・
昔、カウアイ島にアイヴォヒクプアという王子様がいました。
彼は、絶世の美女と噂されるライエイカヴァイを探し
旅をしている途中で
ポリアフと出会います。
お互いを見初め合った二人でしたが
アイヴォヒクプアは、お目当てであるライエイカヴァイを
探す旅を続けます。
やがて、ついにその美女を見つけ出したのですが
残念ながら、その美女ライエイカヴァイは
王子であるアイヴォヒクプアには
興味を示しませんでした。
帰り道、彼はポリアフのところに寄り
二人は夫婦のように一緒に暮らし始めます(´ー`)
しばらくして、アイヴォヒクプアは
「カウアイ島の家に一度戻る」
と告げ、ポリアフのもとを去ります。
ところが、アイヴォヒクプアは
途中で立ち寄ったマウイ島のハナで
別の女性と結婚してしまいます(´ー`)
・・・・とっても気が多い!?王子さまなのですね(^^;
” Poliʻahu ” という歌の中で
ポリアフが、この出来事によって大変心を痛め
その傷ついた心が切なく表現されているのですが
最終的には、ポリアフがアイヴォヒクプアを許しているような
ニュアンスが伺えます。
ポリアフは
彼を許すことで、悲しみを乗り越え
強く生きていくことを選んだのかもしれません。
悲しみばかりではなく
ハワイアンの価値観に根差した「許し」によって
再び立ち上がったポリアフの心の在り方が
人々の心に訴えかけているように感じます。
雪を眺め、そんな想いにふけりながら” Poliʻahu ”を踊ると
私自身にも、強く生きる力が湧いてくるような気がします。