

フラに携わっていると
必ず身近な存在となる「ハワイ語」
私も、ずっと・・・ずっと勉強中です(^^)
私たちが普段使っている日本語は
常に母音で終わっていて
言語学上は、母音で終わる言語に分類されています。
それに対して、ほとんどの言語は
子音で終わる言語に分類されています。
例えば、英語はもちろんのこと
中国語など、同じアジア圏に存在する言語も
子音で終わる言語に属しているとのこと。
日本語以外で母音で終わる言語は、もうひとつだけ存在していて
それが、ポリネシア語だと言われています。
そのポリネシア語の方言のひとつが「ハワイ語」であり
しかも、母音の発音が日本語と同じ「アイウエオ」の五つ・・・
ポリネシア語は、日本人が持っている「音の単位」を
ある程度、そのまま適用させることが出来る言語なのかもしれませんね。
この「音の単位」は
日本語の場合、五十あるということから
神道では「五十鈴(いすず)」と呼ばれてきました。
この「鈴」は発音する時の口の形を指しているとのこと・・・
ある神社から出版されている「五十鈴」の解説書には
下記のように記されている部分があります。
「(中略)神道を分かりやすく言えば、
我々人間は誰でも、三人の自分を持っているということになる。
自分だと意識している自分とその力の働き(イクムスビ)
潜在意識の自分と他との力の働き(タルムスビ)
自分を越えた自分の大調和世界の働き(タマズメムスビ) 」
イクムスビ、タルムスビ、タマズメムスビがそれぞれ
ハワイの思想「 huna(フナ)」で言うところの
Lono(ロノ)→ 顕在意識
Kū(クー)→ 潜在意識
Kāne(カーネ)→ ハイアーセルフ
に対応しているように感じます。
また、「五十鈴」の解説書には
「神道が教えている最も大切なものは
生きている世界はあなたによって造られたものであり
あなたの中には
それを好ましい世界へ造り直すだけの可能性があるということ」
と述べられています。
これは、ハワイの思想 huna(フナ)の第一番の法則「ʻike(イケ)」
の考え方そのもののようにも感じます。
※ ʻIke(イケ)・・・自分自身が自分の現実を創っている。
これは、現実における自分の個人的な体験のすべてを指している。
そう考えてみると
言語学上はもちろん
日本人の精神風土の中にも、ポリネシアの世界観と共通する部分が
かなり色濃く残っていることが実感できます。
日本でフラ愛好家が多く、ハワイに魅せられる方が多いことも
なんとなく、納得できますね^^