

Route50 ( Kaumuali’i HWY ) 沿い、
カウアイ・コミュニティ・カレッジを左折し、
Puhi RD ( プヒ・ロード )へ入り
突き当り、Hulemalu RD ( フレマル・ロード )を左折、
ナーヴィリヴィリ港へ向かいます。
しばらく進むと
湾曲して流れる Huleia River ( フレイア川 ) 沿いに
‘Alekoko (メネフネ・フィッシュポンド) が見えます。
カウアイ島最大の養魚池で
約1000年前、メネフネによって
一晩で建設されたという伝説が残っています。
全長約274m 、厚さ約1.2m、高さ約1.5mの堤防を築き、
ダムのように貯水し、養魚池としました。
フレイア川から養魚池に通じる穴が3つ造られ
稚魚や小さなお魚であれば、通り抜けられるのですが
成魚や大きなお魚は通れない大きさになっています。
その昔、カウアイ島のチーフ ‘Alekoko( アレココ ) は
メネフネに2つの池を造ってほしいと依頼しました。
ひとつは彼自身のため
そして、もうひとつは妹 ハーハールア のためでした。
メネフネは、池を造ることを承諾しますが
ひとつだけ、条件を付けました。
それは、彼らが仕事を終えるまでは
決して工事現場を見てはいけない
ということでした。
その夜、メネフネたちは
早速仕事にとりかかりました。
堤防の建設に必要な石は
カウアイ島の西部 ワイメアのマカヴェリ採石場から
運びました。
その距離は、40kmにも渡り
何千人ものメネフネが2列に並び
堅い溶岩を手渡しで運んだのだとか・・・。
いびつな形をした溶岩でしたから
彼らの手はたちまち擦り傷だらけとなり
誰の手にも血がにじんだと言われています。
ところが、チーフ・アレココは
工事現場を覗き見たいという衝動が抑えきれず
彼らとの約束を破り、
こっそりと様子を見に行ってしまいます(´ー`)
すると、その気配を感じたメネフネたちは
仕事を中止し
血で染まった手をフレイア川で洗うと
その場を立ち去ってしまったのです。
池の一部の壁だけが他の部分と異なっていて
あとから増築されているのは
そのためだと言われています。
‘Alekoko の
koko は「血」、‘Ale は 「波」 を意味するのですが
今現在も残っている養魚池は
メネフネの神聖な血によってまかなわれた仕事なのですね。
この地を訪れてみて感じたのは
ゆったりと力強く、心が落ち着く波動でした。
ハーウプ山脈から吹く優しい風が
水面にわずかなさざ波を描き
そこには、人工的な音のない世界が広がっています。
そんな中、新鮮な空気を胸いっぱいに取り入れると
心が落ち着き
何とも表現出来ない、熱いエネルギーが湧いてくる・・・
そんな不思議な感覚でした。
小柄なメネフネたちが、
たった一晩で大規模な工事を成し遂げるには
全員が息を合わせ、リズムに乗り
意識を集中させて働くことが大切だったことと思います。
もしも、月の光の中
そんな、統率のとれたメネフネたちの作業を見ることが出来たら
それは、とても美しい光景なのでしょうね^^
ただ、作業中に誰かが覗いたり、ニワトリが鳴いたりすると
作業を中断し、未完成のまま去ったとのことですから
メネフネの仕事は
人間の力を超える神秘的なパワーによって支えられた
神聖な作業だったのかもしれません。
きっと、彼らの集中を乱す波動を感じた途端に
その神秘的なパワーは失われてしまうのだと思います。
大勢のメネフネが、波動を合わせ一体となる動きは
その後、
グループで呼吸を合わせて踊るようになった hula と
深く関わっているような気がします。
hula の起源を紐解いていくと
ハワイに伝わるあらゆる伝説の中に
その鍵を見い出せるのかもしれない・・・
そんな想いを胸に、
この地の波動に包まれる心地よさに
身をゆだねたのでした。
《 続きます 》